世界での日本の競争力は6位

 

世界経済フォーラムが発表した2015年版の「世界競争力報告」によりますと、日本の総合順位は前年と同じ6位でした。

 

世界経済フォーラムは、各国の政官財の指導者が集まる年次総会「ダボス会議」の主催団体として知られています。

 

日本は80年代後半から90年代前半にかけて1位の時もありましたが、評価基準が現在のものになった2005年以降では6位が最高です。

 

日本は、インフラや教育、健康などの評価が高い一方で、財政赤字と公的債務の大きさが最下位かそれに近い順位で全体の評価を押し下げています。

 

報告書では、アベノミクスが評価されていますが、「構造改革など第3の矢は加速しておらず、効率化や技術革新ではまだやるべきことがある」と指摘されています。

 

世界のベスト5は、1位スイス、2位シンガポール、3位米国、4位ドイツ、5位オランダでした。

 

アジアでは、7位香港、15位台湾、18位マレーシア、26位韓国、28位中国、32位タイ、37位インドネシア、47位フィリピンとなっております。

 

新興国では、インドが55位(前年71位)、ベトナムが56位(同68位)と大きく上昇しました。

 

一方、ブラジルは75位(同57位)と通貨変動もあり急落しています。