国の借金は1049兆円で7年ぶりに減少

 

財務省は、2015年度末の国債や借入金、政府短期証券などを合わせた「国の借金」の残高が1049兆円で、前年度に比べて約4兆円減ったと発表しました。

 

減少したのは、国がお金を短期で借りるために発行する政府短期証券が大きく減ったためです。

 

マイナス金利政策などの影響で、利回りが低下した政府短期証券への需要が少なくなりました。

 

残高が前年度より減ったのは、08年度以来7年ぶりです。

 

ただし、国民1人当たりの借金は約826万円となる計算で、危機的な財政状況には変わりありません。

 

財務省は、3か月ごとに国の借金の残高とその内訳を発表しています。

 

国債の残高は、910兆円でした。