就活6月選考へ前倒し

 

経団連は、今年から導入した大学生の就職活動のルールを再度見直し、面接など企業による選考の解禁時期を8月から前倒しする予定です。

 

現在より2か月早め6月を新たな解禁時期とする方向で調整し、11月中にも結論を出し来年の採用から適用します。

 

就職活動が結果的に長期化したことに加え、日程を守らない企業が相次いだ事態に対応します。

 

6月に前倒しするのは、7月だと期末試験と重なり、4月や5月だと会社説明会から選考までの期間が短いためです。

 

経団連は政府の要請を受け、今年から企業の選考時期について、学生が学業に専念できる時間を増やすため、従来の4月から8月に4か月遅らせるルールを導入していました。

 

今年から会社説明会の日程も大学3年時の12月から翌3月に遅らせましたが、この日程は来年以降も動かさない方針です。

 

今年の就職活動では、8月への日程変更で「マイナスの影響が大きかった」と回答した学生が約8割に達していました。