株式でも為替でも不動産でも
相場は絶えず変動するものであり、
得することもあれば、損をすることもあります。

 

しかしながら、投資をしなければ
利益を得ることはありません。


リターンはリスクを受け入れた人だけにやって来るのです。

 

「リスク」というと、一般的には危険度
という意味で使われますが、


資産運用では
プラスであるかマイナスであるかの方向を問わず、
収益の変動幅のことを言います。

 

一般的に、株式は価格変動が大きく、
預金に比べリスクが高いと言えます。

 

また、リスクには、さまざまな種類があります。

 

価格変動リスク、
信用リスク、
為替リスク、

流動性リスク、
金利変動リスク、
カントリーリスク、
インフレリスクなどです。


 

リスクとリターンは、
表裏の関係にあるため、
リターンが大きい運用商品ほどリスクが大きくなり、
リスクが小さい運用商品はリターンも小さくなります。

 

運用商品には、
ローリスクで安全性を重視したものから、
ハイリターンで収益性を重視したものまで多くの種類があります。


 

収益性を重視し過ぎて
投資がハイリターン商品に偏ると、
失敗したときに多額の損失を被ることがあります。


 

一方、安全性を重視し過ぎると、ほとんどリターンを得られません。


 

従って、それぞれの運用商品が持つ
リスクの種類とその大きさを把握し、



リスクとリターンを見極めながら、
目的にかなった商品を選択し、
どちらかに偏りすぎることなくバランスよく
組み合わせることが重要となります。


 

詳細は、拙著「公務員のためのお金の教科書」(翔泳社)をご覧下さい。