厚生労働省は、子育て世帯を対象に、
財形住宅融資の貸出金利を優遇すると発表しました。

 

実施は7月1日からで、
18歳未満の子供がいる世帯には通常金利より
0.2%低い金利で貸し出します。

 

財形住宅融資とは、
会社員が勤務先を通してお金を貯める
勤労者財産形成貯蓄(財形)を使った
住宅購入者向けの融資制度です。

 

一定の貯蓄があれば、
収入に関係なく融資を受けることができ、
社員の福利厚生の一環として、
多くの企業が導入しています。

 

財形は、貯蓄と融資が一体となった制度で、
まず毎月の給与やボーナスから
一定額を天引きして積み立てます。

 

貯蓄が基準を超えると、
残高の10倍(最大4000万円)まで
借りることができます。

 

住宅融資の金利は、
5年ごとに見直す5年固定制で、
融資期間は最長35年となっています。

 

新規融資に適用する金利は、
市場金利に合わせて3か月おきに改定しており、
現在は0.86%です。

 

次の7月改定後も同水準の場合、
子育て世帯向けの金利は、0.66%となります。

 

金利優遇は、2016年3月末までの時限措置となっております。

 

詳細は、厚生労働省のHPをご覧下さい。 www.mhlw.go.jp/