欧州中央銀行が追加緩和

欧州中央銀行(ECB)は、3月の理事会で包括的な金融緩和策を決めました。

銀行が余剰資金をECBに預けた際に課すマイナス金利を、現在の0.3%から0.4%にします。

国債などを大量に買い取る量的金融緩和の規模も拡大します。

日本と同様に、原油安で低迷する物価をテコ入れする狙いがあります。

ドラギ総裁は、「物価安定という政策目標が大きなリスクにさらされており、対抗するために包括策を決めた」と語りました。

ECBの主な政策変更は、次の通りです。

・政策金利を年0.05%から0%に引き下げ

・中銀預金金利をマイナス0.4%に拡大

・量的緩和策の規模を200億ユーロ(約2.5兆円)増額し、毎月800億ユーロ(約10兆円)に拡大

・量的緩和策の買い入れ対象に金融機関を除く投資適格社債を含める

今回の緩和策は、市場関係者の事前予想を上回るものだったこともあり、発表

を受けて当初はユーロ売りが広がりました。

しかしながら、ドラギ総裁が「追加利下げが今後必要になると思わない」と発

言し、ユーロが一転上昇するなど、為替相場は乱高下しました。