もしも定期健康診断で異常の指摘を受けてしまったら・・・(肝機能検査)


保険の見直しにとって最大の関門は、「被保険者さんの健康状態」です。


え~? 
保険料が同じなら、どこの保険会社のどの商品が安い!とか
探すことではないの?

もちろん、そのスタンスで保険商品をコーデネイトします。
それは、当り前!

私がいつも困っているのは、
保険加入対象者さんの健康状態です。
会社の定期健康診断で、異常の指摘を受けても(再検査、精密検査要など)
ほったらかしにしている方たちのこと!

たとえば、定期健康診断で
「脂肪肝」と指摘されたら・・・保険の見直し(新規加入)する場合
かなりまずいです。

ちなみに「脂肪肝」とは、肝臓に中性脂肪の異常蓄積が
起こった状態をいい、肝重量の40~50%を占めるような状態だそうです。

医学的なことはさておき、新しく保険に加入する場合に
必ず通らないといけないもが「告知」
「過去2年以内に、人間ドックや会社の定期健康診断で異常の指摘を受けたことがありますか?」という質問に、「はい」ならば、(汗!)

※異常の指摘とは、経過観察や再検査、精密検査を含みます。
と小さく書いてありますが、これに該当すると、
異常のあった検査数値など詳細内容を告知(申告)しなければなりません。

会社の定期健康診断では、超音波の画像診断や血液検査で、
AST(GOT) やALT (GPT)の数値が高い
※ALTの正常値は11~40  ALTの正常値は6~43
脂肪肝の疑いがあれば、
健康診断結果に「要再検査、要治療」と書かれてしまいます・

数値がさらに悪く「脂肪肝」「肝機能障害」など医師の診断結果の欄に記載があると
保険加入の査定は通常の方よりもきびしい結果になると思われます。
※数値や年齢等、総合判断になりますので、すべての方に当てはまる訳ではありません

再検査を指示されているのであれば、再検査を受け
医師の判断やコメントを告知し、保険審査に臨む必要があります。

こうなると、保険の申し込みも1社だけでなく、2社
ここがダメなら、ここ?・・・保険の保険
という具合で、複数の保険会社へ査定をお願いする場合もあります。


脂肪肝そのものは、自覚症状もないため若い方でも結構見受けられます。
ですが、そのまま放置し生活習慣を改めないと
脂肪肝→肝硬変→肝臓がんへ進行する可能性もあるので、
脂肪肝といわれている間に、改善しないといけません。

ですが、当の本人に改善する気がなく、暴飲暴食、運動不足を繰り返して
年齢を重ねている間に、どんどん数値が悪くなっていく様を
見るにつけ、なんとかならないものかと、こちらが心配になります。(ため息)


失敗しない生命保険の見直し365のルール

医療保険は健康なうちに、一生涯の保障(終身)を準備したほうが良いようです。
暴飲暴食、タバコ、飲酒、運動不足の方は特に!