日銀は、
2014年度の金融機関の
不動産業向け融資が、

12兆2544億円とバブル期の
1989年度(12兆1075億円)を
超え過去最高になったと発表しました。

 

2014年度の融資額は、
前年比6%増と5年連続で伸びています。

 

融資額の伸び率は、
信用金庫が前年比12%増、
地方銀行が前年比6%増と、

人口減少や工場の海外移転などで
融資先を発掘しづらく、
不動産業向けを強化しています。

 

逆に、
都市銀行は、
利ざやを稼げる海外融資に傾注しているため、
不動産業向けは前年を下回っています。

 

不動産業向け融資が拡大した要因の一つは円安です。

 

海外の投資家が、
自国通貨建てで割安になった
マンションやオフィスビルを積極的に購入しています。

 

また、規制緩和も融資を後押ししています。

 

景気回復でオフィス需要が高まっており、
容積率が緩和される東京圏の国家戦略特区で
高層ビルの建設が増加しています。

 

不動産業による土地や建物などの実物投資は、
今年1~3月期に国内総生産(GDP)比で
0.6%近くまで上昇しました。

 

バブル期や2008年のリーマン・ショック直前の
0.7%台に近づきつつあり、
不動産投資の過熱を指摘する声もあります。

 

先日、

 関西の不動産業者の方と
お話する機会がありましたが、

大阪~神戸の中古マンション
京都の中古マンション、
外国の方の爆買、多発しているそうです。

東京のタワーマンションも夜は電気がついていなくて
真っ暗(住んでいない、投資対象)だそうです。

不動産バブルを経験している私には、
その当時を思い出し、
ぞっとしました。。。