米国の利上げは6月か?

 

米連邦準備理事会(FRB)は、4月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表しました。

 

焦点の追加利上げを巡って大半の参加者が、経済・物価情勢の改善が続くのであれば6月会合での政策金利の引き上げが適切であると判断していたことがわかりました。

 

利上げの条件として、大半の参加者は、今後の経済データが4~6月期の経済成長の回復見通しと整合的であることを挙げたほか、雇用市場の改善が続き、物価上昇率が目標の2%に向けて前進を見せる必要があるとしています。

 

議事要旨によりますと大半の参加者は、1~3月期の米国内の民間需要の減速については一時的な要因によるものと判断しています。

 

また、雇用や実質所得の増加などが、個人消費の回復を支えると期待できるとの見通しを示しています。

 

一方、海外経済や金融市場の動向については、多くの参加者が下振れリスクがあるとしており、6月の利上げに慎重論が残っていることも示しています。