総務省が発表した2015年の労働力調査によりますと、正社員の数が前年比26万人増の3304万人となり、8年ぶりに増加に転じました。

 

雇用者数は、5284万人と前年比44万人増え、増加数の内訳は正社員が26万人、非正規社員が18万人でした。

 

企業はこの20年ほど、業績が上向いても雇用調整が容易な非正規社員の採用を優先してきました。

 

しかしながら、昨年の完全失業率が3.4%と18年ぶりの低水準になる一方で、有効求人倍率も1.2倍と24年ぶりの高水準を記録しました。

 

従って、企業は採用を優位に進めるために、待遇の良い正社員の枠を広げてきています。

 

人手不足感の強い流通やサービスでは、パートやアルバイトの正社員化も進んでいます。

 

子育て中の女性なども働きやすいように、職種や勤務地を絞る限定正社員の採用も進んでいます。

 

増税により消費の低迷が続いているため、雇用の改善が消費の拡大につながるといった経済の好循環を確保するためには、積極的な賃上げが不可欠となるでしょう。

 

雇用増加→正社員増加→安定的収入→消費増→景気回復


好景気の時代にOLでした私は、あのころが懐かしい~です。