予定外の出費などにより、
用意していた教育費が足りなくなる場合もあるでしょう。

 

こうした場合、ハードルは高いですが、
まずは返済の必要がない「給付型の奨学金」を検討しましょう。

 

給付型の奨学金は、
大学が独自の制度を設けていたり、
都道府県や民間企業、財団法人などで扱っているところもあります。


 

給付型が難しいようなら、
将来返済しなければならない
「貸与型の奨学金」を検討しましょう。


 

最も多くの学生が利用している奨学金として、
日本学生支援機構(旧・日本育英会)の制度があります。

 


無利子で貸し付けを受けられる第一種と、
有利子の第二種があります。

 

貸与月額は、
第一種は進学先や住まいによって異なりますが、3~6.4万円、
第二種は、3万・5万・8万・10万・12万の
いずれかから選択できます。

 

第二種の利率は、
利率固定方式と利率見直し方式を選択することになっており、
前者が0.59%、後者が0.1%となっています。
(2015年4月現在)

 

利率見直し方式では、
返還期間中におおむね5年ごとに見直された利率が適用されますが、
3%の上限が設定されているため、極端な高金利になる心配はありません。

 

詳細は、拙著「公務員のためのお金の教科書」(翔泳社)をご覧下さい。