北海道新幹線が開業

今回開通したのは新函館北斗から新青森までの約149Kmで、これにより鹿児島から北海道まで日本列島が超高速鉄道網でつながりました。

整備計画の決定から43年、着工から11年、建設費は青函トンネルを除いても5500億円にのぼります。

1日13往復で、うち東京から東北新幹線と直通運転するのは10往復となります。

所要時間は約1時間短縮し、新函館北斗から東京までは4時間2分、仙台までは2時間半で結ばれます。

しかしながら、営業面では苦戦が予想され、年50億円規模の赤字が続く見通しです。

札幌への延伸は、2030年度を予定しています。

期待が大きいのは観光で、日本政策投資銀行は首都圏と宮城から鉄道で道南を訪れる人は年13万人増え、136億円の経済波及効果があると試算しています。

北海道と東北の域内総生産を合算すると約50兆円にのぼり、連携が乏しかった北海道・東北・北関東を合わせた新たな経済圏の誕生が期待されています。