住宅ローンの頭金が多いほど、
支払う利息が少なくなるので
有利なのですが、


だからといって
「手持ちの資金を全部使い切ってしまうのは厳禁」
です。

 

私のお客様でも、
利息を支払うのが
もったいないからといって、
有り金を全部つぎ込んだ後で、


「困りました」と
相談に来られた方が
いらっしゃいました。

 


新築した家の窓ガラスが.
突発的な事故により
割れてしまったそうなのですが、



30万円もする高価な
ペアガラスなので
取り換えるお金がないというのです。



仕方なくピカピカの
新築の家の窓にビニールを
張って過ごしているそうです。

嘘のようですが、本当のお話です。


 

諸費用にあてる分は
確保したうえで、
人生は何が起こるかわかりませんので、



それらに対応するために、
さらに「生活費の半年分程度」を
手元に残しておく必要があります。

 

また、車検や慶弔関係の費用、
子供の受験や入学費用など、
1年以内に必要になることがわかっている費用も
あらかじめ計算に入れ、
残しておかなければなりません。


 

このように考えていくと、
頭金は当初考えていたほど
準備できないし、


教育資金・老後資金を考えると、
毎月の返済もギリギリの額には
できないことがわかるはずです。

 

後になって、
「しまった」とならないためにも、
入念な資金計画が重要なのです。

備えあれば憂いなし・・・・

 

詳細は、
拙著「公務員のためのお金の教科書」(翔泳社)をご覧下さい。