先日、企業さま研修にて、ライフプラン&マネーのお話をさせていただきました。

雑誌、テレビ、SNSでも話題の来年から始まる「新NISA」・・・もちろん日本国民全員が興味をお持ちの事だと思います。少子高齢化で公的年金不安に加え、最近の物価高、円安、インフレに、生活のしづらさ、将来の見通しの不安に、資産形成をやったことのない20代は当然の事ですが、40代、50代の方もいまからやっても(新NISAなど)間に合いますか?とおっしゃいますが、私の答えは「はい、もちろん!」

でもなんとなく・・・・でスタートしますと、みなさん、投資ではなく、投機になってしまいますので、「資産運用~資産形成、そして資産寿命の延ばし方」まで、基本をしっかりお話させていただきました!

 

セミナー参加者さまのご感想

 

〇老後資金の作り方について詳しく聞いてみたいです

〇印象に残った点は、①人生の三大資金のお金の貯め方 ②マイホームを早く買うためのお金の貯め方③人生設計の大切さ④教育資金は10歳まで貯める⑤年金受給時期を遅らせると年金金額は増えるなどです

〇大変参考になりました。個別相談で年金についてお聞きしたいです、よろしくお願いいたします

〇本日は、ありがとうございました!マイホームの購入検討、子供の教育資金など不安あり相談お願いします

〇ライフプランの相談をお願いしたいです

〇NISA、イデコをやるかどうか悩んでいます。教育、老後、介護の資金計画について見直しをしたいです

〇iDeCo、DCについて改めて考え直したいと思いました、20代でお金の貯め方を知りたいです。

〇家の購入についてお聞きしたいです。iDeCo、DCについても詳細に教えてほしいです。とても有意義で勉強になりました。

〇老後資金として個人年金をしていますが、それで足りるかどうか心配ですNISA等についても詳しく知りたいです。

〇家計の見直し、老後資金の準備についてさらに詳しく聞きたいです

〇新NISA,積立NISA,iDeCo非課税満額している場合の、余剰資金について資産形成の仕方について、適切な保険加入について知りたいです。

 

<山下FPよりひとこと>

ライフプラン講座では、参加していただいたどなたにも参考になるよう共通のお話になりますが、絶対おさえておきたいポイントをしっかりお伝えしました。質問や相談は個別にお受けしています。毎回皆様の感想や参考になった点を書いていただき、次回にアップグレードしています。気がつくと22年「お金の先生」をやらせていただいております。ライブセミナーは、緊張しますが、わたくしにとって、たのしいお仕事の一つです。ありがとうございます。

 

 

資産形成時期・・・・・一日でもはやいスタートがカギなのですが

投資をスタートするとき、まずだれにアドバイスをうけるか?相談するか?がとても大事です。

たとえば、おなかの調子が悪いとき、「ああ、風邪からくる下痢・・・・薬を飲めばだいじょうぶ」と思い、お医者さんに行かずに、ドラッグストアで整腸剤を購入したとします。これは、自身が「自分の体調」を経験則でどうしたら治るか?理解しているから「自信をもって行動」できるわけです。

ですが、やったことがない「投資」に関しては、「よく勉強しないとだめだ。」「勉強する時間がない」「どんな商品を買ったらいいかわからない」「もしも損をしたらどうしよう」「投資はコワイ、危険」など未知のものに対し「恐怖」すら覚えなかなか最初の一歩が踏み出せないまま、時間だけが経過してしまいます。知らないもの、よくわからないものは、どうすればいいか?わからないので、行動できません。ましてお金のことになると、なおさらです。

これが、多くの日本人にあてはまります。日本人は投資の勉強をしてきませんでした。ようやく、高校の授業、「家庭科」でスタートしたばかりです。結論からいいますと、「資産運用は一日でも早く」です。1か月1万円、投資をスタートした方と、遅れて20年後に、投資をスタートした方では、65歳になった時には、なんと2771万円(期待リターン7%として)もの「差」がついてしまいます。どんな商品を選んでいるか?最初は関係ないです。まずは、「積立投資」をしていることが重要なのです。

 

資産運用時期・・・・一喜一憂してはいけないのですが

ようやくスタートした投資ですが、スマホで毎日、見つめている方がいます。増えた、減ったは、毎日のことで、反応しないことです。最近はスマホでいつでも、運用成績が見れるようで、為替、金利、政治、経済データ、企業情報、天災、有力人物の発言や行動、様々な要因で動く株価に、「一喜一憂」されますが、これが「資産運用の落とし穴」です。相場が下がるとご自身の資産金額も下がりますが、10%も下がると不安になって売却してしまいます。また10%上昇しますと、「利益確定」したくなり(せっかく上がったのに、ここで、また下がると損をするから)売却してしまいます。

投資戦略もなく、なんのために資産運用をやるのか?がわからないままに、投資をするとおおむねこうなります。いつまでどのようなスタイルで運用し続けるのか?は重要で、ライフプランや望む老後の生活や背景も違うため、これもまたお一人お一人オーダーメイドになります。

 

資産寿命の延ばす・・・・100歳になっても減らない資産

歩んできた人生も、人それぞれ、退職までに、後期高齢までに積み上げてきた資産もそれぞれですが、共通してみなさんが、口をそろえておっしゃることは、「長生きしずぎて、お金が足らなくなったらどうしょう」です。また「病気や介護、認知症になったらどうしよう」です。確かに自分の場合に置き換えて考えてみると共感できます。「先々のことを心配しても仕方がない」とは思いますが、それでも自分なりに「安心できる着地点」や「子供たちに迷惑をかけない工夫と知恵のマネープラン」は手に入れておきたいと思います。家計はいくらかかり、収入はいくらで、病気や介護のお金、家の修繕費やリフォーム、墓じまいや家財道具の整理や終の棲家(認知症などで一人で生活できなくなった場合の住まい)ひとつひとつ積み上げていく必要があります。そして積み上げた資産の目減りがないよう、インフレや物価にも負けない運用をする必要があります。

このように、一口に「資産運用」といいましても、流れがあるわけで、気を付けなければならない点がたくさんあります。企業研修にて、すべてを伝えきれたわけではないですが、考え行動していただくきっかけとなればと思い、精一杯、お話させていただきました。ありがとうございます