個人年金保険とは、老後のために保険料を一定期間支払い、保険料をもとに年金をもらう保険です。公的年金だけでは将来への不安を感じ、上乗せとなる個人年金保険を考えている方も多いのではないでしょうか。

 

個人年金保険の受け取り方は一括受取と分割受取(年金受取)の方法があり、受取れる金額が異なります。

また、もらえる額が違えば当然所得税も変わってきます。

 

今回は、個人年金保険の受け取り方について、

一括受取と分割受取で受け取る金額がなぜ異なるのか?

一括受取と分割受取のどちらがお得に受け取れるのか?

メリット、デメリットを含めて詳しくみていきましょう。

 

受け取れる金額の違い

まずは受け取れる総額についてチェックしておきましょう。

個人年金保険は運用成績により、支払った額よりも多く受け取れる可能性がある保険です。

一括受取の場合は全額受け取ってしまう為それ以上の増額は望めません。

しかし、分割受取の場合は受け取っていない分が引き続き運用されるため、総額で見ると一括受取よりも受け取れる金額が増えていく可能性があると言えます。

 

 

 

一括受取と分割受取のメリット・デメリット

お金をもらうということは所得税がかかります。

▼一括受取のメリット・デメリット

【メリット】1回でまとまったお金が手に入る

一括で受け取ると一次所得扱いになり特別控除が適用される

【デメリット】受取額自体は分割よりも少なくなる

 

▼分割受取のメリット・デメリット:

【メリット】受取総額が大きいこと

【デメリット】住民税の非課税世帯のメリットを受けられなくなる可能性がある

 

 

自分に合った選択を

それぞれの税金の計算方法は下記のようになります。

一括受取の場合(一時所得):(総収入金額-必要経費-特別控除50万円)×1/2

分割受取の場合(雑所得):総収入金額-必要経費

 

給料をもらっている人は他の所得が20万円以下なら申告する必要がありません。

したがって上記でご紹介した金額の場合どちらも税金はかかりません。

 

それぞれのメリット・デメリットを考え、ご自分にあった受け取り方を選ぶのが最適です。資産運用などをお考えであれば、一括で受け取り早めに運用を開始する事も可能で、早めに受け取る事により、老後無収入状態になり住民税などの非課税世帯のメリットなども受けられます。

税金を節約するという観点では一括受取のほうがお得と言えるでしょう。

 

公的年金の活用も

公的年金においては、受取を5年間遅らせる繰下げ受給により、もらえる額が42%増えます。早めに個人年金を一括受取りし、公的年金の受給を5年間遅らせて受け取るという活用法も長生きへの備えとしては最適ではないでしょうか。