住宅金融公庫は、4月より、住宅金融支援機構に変わります。

従来の住宅金融公庫の廃止により、これからローンを組む人は下記の点で変更がありますので、
ご参考に。



〇従来の住宅金融公庫による融資はこの3月までの申し込みまで利用可能。
 ご承知のとおり、公庫は申し込み段階時点での金利が融資実行金利です。
 今申し込みして、完成までに時間がかかる場合、金利上昇のリスクは予想しずらいものがあります。
 保険という意味で、今の金利水準で融資が受けられる公庫にひとまず申し込みをしておくと安心です
 今月の融資金利は、3.61%



〇従来の公庫に変わり今後メインになってくるものが、フラット35
  金融機関によっては、3月から、融資枠が拡大しいままで物件価格の80%の融資枠でしたが、
  90%に拡大しました。
  4000万円の物件に対し3200万の融資が3600万円に変わります。
※融資枠が拡大されたことについては、朗報ですが、あくまでも資金計画は慎重に!
 

〇フラット35に付加する団体生命保険に三大疾病付団信が4月より、受付開始です。

基本的には、民間の銀行が発売しているものと同様で、
がん・心筋梗塞・脳卒中になった場合の場合、住宅ローンが免除されます。


気をつけないといけないポイントは、
〇がんは、上皮内がん。悪性の皮膚がんは免除されません。
〇心筋梗塞・脳卒中の場合、60日経過後医師の診断により、所定の後遺症があると診断された場合でないと免除されません。
〇この三大疾病付団信に申し込みした場合、途中で、三大疾病のみをはずすということはできません。
〇保険料は、借入金1000万円あたり、54700円(年払い)
〇申し込み可能年齢15歳以上51歳未満(申し込み時点で)

団信に加入する場合、告知が必要です。(3000万円までは自己申告)
よくあるケースではがんになったのに、ローンが相殺されない、ということがいわれます。
これは、告知の段階で、しっかりと健康状態を申告していないケースが多いようです。
相殺する場合、当然保険会社も調査をしますので、自分でコレぐらいいいかな?と判断しないで、
相談してください。

住宅を購入する場合、おおむね団信に加入します。その場合生命保険に加入することと同様の効果
になりますので、既存の生命保険の加入を見直しキチンと保障が足りているか足りていないか確認し、
上手に家計をやりくりすることが、ポイントです。