8月の有効求人倍率は24年ぶりの高水準
厚生労働省が発表した8月の有効求人倍率は、前月より0.02ポイント上昇して1.23倍で24年ぶりの高水準となりました。
有効求人倍率は、仕事を探す人1人に対し企業から何件の求人があるかを示します。
産業別にみると、宿泊・飲食サービス業(前年比13.4%増)や教育・学習支援業(同8.3%増)などで新規求人数が増えています。
一方、総務省が発表した8月の完全失業率は、3.4%で前月より0.1ポイント上昇しました。
また、近畿の有効求人倍率は、24年ぶりに6府県とも1倍台になりました。
大阪が1.22倍、京都が1.18倍、奈良と滋賀が1.06倍、和歌山が1.05倍、兵庫が1.00倍、近畿全体で1.13倍という結果でした。
訪日外国人客の増加で観光関連のほか、スーパーや飲食店の新規求人が旺盛で、雇用情勢の改善傾向が続いています。
近畿の完全失業率は、4.4%と前年比0.4ポイント上昇しました。