日本の対外純資産は339兆円で世界1位
財務省は、2015年末時点の日本の企業・政府・個人が海外に持つ資産残高(債権)から海外に対する負債残高(債務)を差し引いた対外純資産残高が339兆円だったと発表しました。
対外純資産残高は、過去2番目の高水準となり、25年連続で世界1位となりました。
2位はドイツで195兆円、3位は中国で192兆円でした。
15年末の資産残高は948兆円で7年連続の増加となりました。
円高による外貨建て資産の円換算額の目減りや、外国証券の価格下落などがありましたが、国内企業による旺盛な海外投資が下支えしました。
国内企業から海外企業への直接投資残高は、1年間で16兆円増え150兆円を超えました。
一方、負債残高は609兆円で6年連続の増加となりました。
日本株の価格の上昇により、海外投資家が持つ証券の評価額が膨らみました。