天気予報の精度は向上
気象庁は、天気予報や警報の決め手となる基礎情報の精度を大幅に改良したと発表しました。
今月中にも利用を始める予定で、台風や豪雨予測などの的中率が上がると期待されています。
気象庁は、昨年から運用している気象衛星「ひまわり8号」の最新機器による観測データの活用を進め、スーパーコンピューターによる計算処理も精密化しました。
上空の風に関するデータが従来の約8倍に増加するなど、予報に不可欠な基礎情報の精度が向上しました。
昨年9月に発生した関東・東北豪雨の48時間前の予測図で検証すると、当時は判然としなかった大雨をもたらす線状降雨帯がくっきりと浮かび上がり、当日の状況をほぼ正確に示しました。
昨年発生した台風のうち16個の3日後の進路予想では、実際のルートとの誤差が平均約220キロから約200キロに短縮しました。
基礎情報は、最終的に気象庁の専門職員が分析を加え修正した上で発表します。
今後、天気予報が、外れた、傘が必要・・・といったことは少なくなるでしょう。
ですが、地震の予測は、難しいようです。
地震の被害は、大きく広がる可能性がありますので、
防災の備えを、日常から、心がけて備えておくことが重要です。