百貨店の訪日外国人向けの売上が減少

 

日本百貨店協会が発表した4月の全国百貨店売上高で、これまでけん引役だったインバウンド(訪日外国人)向けの売上高が、3年3か月ぶりに前年を下回りました。

 

売れ筋が、ブランド品から単価の安い化粧品に移ったことや、中国の関税引き上げなどが影響しました。

 

百貨店の免税品売上高は約180億円と前年比9.3%減り、2013年1月以来のマイナスとなりました。

 

例えば、三越伊勢丹では訪日客は10%強伸びましたが、客単価が3割落ちました。

 

免税品を含む全国百貨店売上高全体は、3.8%減の約4536億円と2か月連続で落ち込んでいます。