ゆうちょ銀行が定期貯金金利を0.01%に引き下げ

ゆうちょ銀行は、定期貯金などの金利を3月14日から一段と引き下げると発表しました。

1か月~5年までの定期貯金の適用金利は、年0.025~0.03%だったのを3メガ銀行と同じ0.01%に統一します。

かつて高金利商品として人気があった定額貯金の適用金利も0.01%に引き下げます。

企業や個人向けに融資できないゆうちょ銀行は、約200兆円の資産の運用を国債などに頼っています。

そのため、3メガ銀行などに比べて収益環境は厳しいものがあります。

従来は民間銀行よりやや高い金利を設定していましたが、マイナス金利政策の導入後は、貯金の金利を大手銀行と同水準にしています。

民間銀行の普通預金にあたる通常貯金の金利については、すでに2月23日から大手銀行と同じ水準の年0.001%に引き下げています。

これにより、大手銀行とゆうちょ銀行の預金金利は、定期が年0.01%、普通が年0.001%となり、100万円を預金しても利息は定期が年100円、普通が年10円とかつてない低金利時代となりました。