ハロウィーンは、秋の収穫を祝う西洋の民俗行事です。
米国などでは、カボチャのランタンを飾り10月31日の夜に子供たちが仮装をして、近所の家にお菓子をもらいに行く祭りとして楽しまれています。
日本では、大人も仮想を楽しむ催しとして広がってきました。
日本記念日協会の推計では、ハロウィーンの市場規模は2011年は560億円でした。
しかしながら、今年は約2.2倍の1220億円となり、バレンタインの1250億円とほほ並ぶ見通しとなっています。
USJは今年、ゲスト参加型のショーを初めて開催します。
ハロウィーン当日には、ゾンビに扮したゲストら3千人が一斉に踊るイベントを実施します。
ひらかたパークも11月1日まで、ダンスイベントを開いたり、アトラクションをハロウィーン仕様に装飾したりしています。
総合スーパーでは、仮想グッズやお菓子の販売拡大などを推進しています。
私が子供のころは、ハロウィーンというイベントは当然なく(笑)
子供時代のこのようなイベントの記憶はありません。
しいて言えば、紅葉狩りに箕面に行ったことぐらいでしょうか。
そこで初めて紅葉の天ぷらを食べ、おどろいたことがあります。
「紅葉が食べられる・・・しかもおいしい・・・。」
「いつ、何を食べ、どうだったのか」というのは、
恐ろしいぐらい人間の記憶に残るものなんですね。
日本人は豊かになり、インターネットの普及により、昔と比較できないぐらい簡単に多くの情報を手に入れることができるようになりました。
情報や物に流されないようにする、
自分にとって必要な情報を選択する、
昔よりも、今のほうがその分、難しいのかと思います。
ハロウィーンというイベントでにぎわうこの時期、
「カボチャのお菓子」をスーパーで手に取ってみて、
そう思う今日この頃でした。