4割近くの小中学生の親が、節約のために子供の塾通いの支出を絞っている。不況下でも削られないと言われた教育費も、家計の聖域がついに・・・・
7月31日の日経新聞によると、この不況の中、ボーナスカット、収入ダウンにより小・中学生の子供を持つ親のアンケート調査では約4割の方が、節約のために子供の塾通いの支出を抑えているということがわかった。
内訳は節約のために入塾を「先延ばしした」(48.4%)「断念した」(19.8%)。
塾で受講する「科目や時間を減らした」も2割強を占めた。中学1年生は塾費用を抑制する親の比率が5割を超える。
学力を上げる代替手段は、「本人の努力」が52.5%、「親が勉強をみる」が49.9%で、具体的な支出を伴わない項目が上位を占めた。
39.4%が塾通いの代わりにすると回答したのは「通信教育」。ベネッセコーポレーションの通信講座「進研ゼミ」は4月時点の会員数が404万人と3年ぶりに400万人台を回復、「小学講座」「中学講座」の4~6月の延べ在籍者数は前年同期比で3%程度増えた。
学習塾はやめても、進研ゼミを引き続き受講する人が多い
小学講座の受講料は月額3,250~5,550円、中学講座だと同5,840~6,800円と学習塾より割安感が際立つ。
家計の苦しさが聖域といわれた子供の塾代についに、きたかというのが率直な感想ですが、
そもそも、早期に塾通いすることへの弊害が言われている昨今、これを機会に本当にそれぞれの子供の年齢に、必要な教育は何か?を考えるきっかけになってほしいと願います。
通信教育も選択肢の一つですが、お金が節約できる分、精神的な、親の負担はかなり増えることも事実です。(この夏休み、わたしと子供は毎日勉強のことでバトルを繰り返しています)
親が教えると(通信教育では、低学年であればあるほど、密接にかかわらないと正直無理なので)ケンカになるから、塾に通わしているの・・・というお母様方のお気持ちも本当によくわかります。
ここで、やはり、「親力」、父親の力が必要でしょう。
週末のまとまった時間を利用し、父親が通信教育の勉強に当て、普段の日は学校の宿題や漢字、ソロバンなど基本的家庭学習は母親にと、両親が分担して子供の勉強を見てはいかがでしょうか?
ケンカしながら、ときには、泣きながら(泣かされながら)でも結果がでると、ちいさな山でも乗り越えられたという自信がつきます。
手塩にかけて育てる、振りかえれば、親子の絆を深める貴重な時間だと思います。