2015年度配当が3年連続で最高

 

2015年度の配当総額は、10兆8000億円と初めて10兆円を超え、3年連続で過去最高を更新する見通しです。

 

配当総額が増えるのは6年連続となり、前年(9兆7000億円)より約1割伸びます。

 

目立つのは、景気減速などで業績見通しを下方修正したにもかかわらず、配当を従来計画通り維持したり増額したりする動きです。

 

純利益に対する配当総額の割合を示す「配当性向」の目標を引き上げる動きも、

配当増の一因となっています。

 

企業が株主還元の強化に踏み切る背景には、手元資金の有効活用を通じて成長への好循環をめざす政府のコーポレートガバナンス(企業統治)改革があります。

 

また、株式市場においても、資金を株主に還元することを強く求められていることもあります。

 

個人投資家は、上場企業の株式を約2割保有しています。

 

10兆円強の配当総額で考えると、投資信託の間接保有も含めると、約3兆円の現金が個人投資家に入る計算となります。

 

※ Yahooファイナンス 今日現在の高配当銘柄です 。

高配当でも株価が暴落したら・・・というリスクもあることをお忘れなく。