厚生労働省が発表した国民生活基礎調査によると、
2014年6月時点で高齢者世帯の数が、
子供を持つ世帯を初めて上回りました。
少子高齢化の進行で高齢者世帯は
今後も増加を続ける見込みで、
医療や介護などの社会保障費が膨らむ要因となっています。
「高齢者世帯」とは、65歳以上のみか、
これに18歳未満の未婚者が加わった世帯です。
一方、
「子供を持つ世帯」とは、
18歳未満の未婚の子供を1人以上持つ世帯をさします。
また、この2つの世帯は、一部重複しています。
2014年6月時点で高齢者世帯は、
前年より60万世帯増えて1221万世帯となり、
全世帯の24%を占めました。
一方、子供を持つ世帯は、
67万世帯減少し1141万世帯となり、
全世帯の23%でした。
子供を持つ世帯の平均の子供の数は、
1世帯当たり1.69人で前年から
0.01人減り、過去最低でした。
また、同時に発表された2013年の
1年間の1世帯当たりの平均所得は、
前年比1.5%減の529万円で、
26年ぶりの低水準となりました。