配偶者控除とは、妻の年収が103万円以下であれば、
夫の課税所得から38万円を差し引くことにより税金が減る制度です。
1961年(東京オリンピックの3年前)に創設され、
夫は仕事・妻は家事の時代に内助の功(所得に対する妻の貢献)を税制面で支援する狙いがありました。
現在の適用者数は約1500万人、
減税額は約6000億円となっています。
我が国では人口が減少する中、
女性や高齢者などのさらなる活用が喫緊の課題となっています。
しかしながら、年収が103万円以下になるように働く時間を抑制するケースが多く、
配偶者控除が女性の社会進出を妨げる一因との指摘があります。
これは、「103万円の壁」と言われています。
共働き世帯が増える中、
専業主婦世帯が優遇される税制を
働き方に中立的な形に変更するのが今回の見直しの狙いです。
見直しの方向としては、配偶者控除を廃止し、
妻の年収にかかわらず夫婦に適用される「夫婦控除」の創設が検討されています。
また、控除の適用には年収制限を設けることが検討されており、
自民党の茂木政調会長は、「世帯年収の上限は800万~1000万円をめど」と話しています。
早ければ2018年1月より導入の予定です。
働く女性に対する出産・子育て・介護・税制などの支援策が
早急に実行されることが望まれます。
明日は、このテーマでABC放送 キャスト にスタジオ生出演いたします!
夕方5時~の放送になるかと思います。
お時間があれば、チャンネルの6で、ご覧くださいね!
また生放送なので、緊張します~~~~~
どうぞ、あたたかく、見守ってくださいね!!