明治安田生命保険は、一時払い終身保険の一部商品について、3月の加入分から契約者に約束する利回りである「予定利率」を現行0.85%から0.75%に下げる方針を決めました。
保険料が同じなら、加入者が受け取る保険金はその分目減りします。
保険料は現行と同じ水準に据え置くため、実質的な保険料の引き上げにあたります。
マイナス金利導入後に、大手生保が一時払い終身保険の実質値上げを発表するのは初めてです。
今回の予定利率下げに伴い、50歳加入で保険料1000万円の場合、10年経過後の死亡保険金は男性で1162万円、女性で1195万円となります。
現行の利率と比べて男性で3%(36万円)、女性で3.5%(43万円)少なくなります。
明治安田生命が一時払い終身の予定利率を下げるのは、2015年7月以来です。
富国生命や第一フロンティア生命保険は、一時払い終身保険の販売の一部取りやめを決めています。