マンションってどうよ・・・住宅ローン四天王のコラムアップしました。

「変動金利はニュートラル!」


平成21年度 住宅金融支援機構の民間住宅ローンの貸出動向調査結果によりますと、
住宅ローン金利タイプの構成比は 都銀・信託型は約7割が「変動型」
モゲージバンク等を除く他の業態(地方銀・信金・信用組合)は「固定期間選択型 10年」が中心(50%程度)となっています。

「変動」か「固定金利選択型・10年か」に分かれているようですね。

また地域性のも特徴があり、

近畿は「変動金利型」が7割
北海道や中国・四国は「固定金利選択型(3年)」が6割~4割、
北関東・東海・東北・九州のどは、固定金利選択型(10年)が6割~7割
を占めています。


近畿、「変動」が7割!! 

「「変動金利」はいつでも、固定に切り替えられます。

ですので、

しばらく、景気が悪く、金利は上がっていないので、
「変動金利」で様子をみられたらどうですか?
という案内が銀行でもあったのではないでしょうか?


しかしながら、
「変動」は低金利の恩恵を受けますが、
世の中の金利が上がってきたら、
「固定金利」へシフトしないといけません。


つまり、「ほったらかし」ではなく、「メンテナンス」が必要です。
(ここ大事!)

近畿では「変動」が7割という結果ですが、

「変動」は車のギアチェンジでいうと「ニュートラル」・・・
次はどこのギアに入れるのか、考えて選択する必要があります。

今月の金利は、どうなっているの?
固定金利にシフトしなくて大丈夫かどうか?
確認できているでしょうか?

まだまだ、大丈夫!と油断しないでください。


では、「固定金利選択型10年」だったら、いいのか?
ということですが、

たとえば、かつての住宅金融公庫・・・
1999年に借りていた方、10年間は2.2%です。

あれから(1999年)ちょうど今年で10年目を迎えます。
10年目の金利は4%です。

4%ですよ!すでにもう、借り換えしていると思いきや
まだ、借り換えしていない人も・・・

10年経っているから、4%になっても大丈夫!
ではありません。

3500万円 35年 2%では、毎月の返済は119,566円 (ボーナス併用返済なし)
4%になった11年目の返済は145,533円で25,967円のアップ!(年間約31万円のアップ)

特に、お子様が小さい(幼稚園~小学生)でマイホームを購入したとき、教育資金のピークと10年目の金利上昇が重なると家計は苦しいです。

先行き不透明で、右肩あがりの昇給率を望めない状況・・・
住宅ローン選びも保守的に考えたほうが、良いのではと思います。