児童虐待が初の10万件超
厚生労働省の調査によりますと、全国の児童相談所(児相)が2015年度に対応した児童虐待の件数は、
前年比16%増の10.3万件で過去最多を更新しました。
1990年度の集計開始以来25年連続の増加で、初めて10万件を超えました。
虐待の種類別では、心理的虐待が前年から1万件増え4.9万件と最も多く、全体の約半数を占めました。
身体的虐待が2.9万件、ネグレクトが2.4万件と続いています。
児相に虐待を通告した人や機関は、警察が3.9万件、近隣知人が1.7万件、家族が0.9万件、学校が0.8万件となっています。
警察は前年から3割以上の増加で、特に子供の前で配偶者に暴力を加えたり大声で怒鳴ったりする「面前DV(ドメスティックバイオレンス)」による心理的虐待の通報が目立っています。
都道府県別では、大阪が1.7万件で最多で、神奈川、東京、埼玉、千葉の上位5都府県で全体の半数を占めました。
子供は、親を選ぶことはできません。
弱いものが声をあげることなく、ひたすら耐えていることを想像しますと
耐えがたく、悲しくなります。
おせっかいでも周りをみて、おかしいな?と思ったら
勇気を出して、児童相談所に連絡しましょう。