住宅ローンの低金利競争が激化

 

日銀のマイナス金利政策を受け、住宅ローン金利の引き下げ競争が激しくなってきました。

 

3メガバンクは、10年固定型の最優遇金利を2月1日から横並びで1.05%としてきましたが、長期金利の低下を受けて、三井住友銀行が16日から0.9%に引き下げました。

 

みずほ銀行も、22日から0.9%に下げると発表しました。

 

一方、三菱UFJ銀行は、顧客の囲い込みを目指して3月1日より0.8%にすると発表しました。

 

また、2月から大手行で最低の0.7%としている三井住友信託銀行も、金利の引き下げを検討しています。

 

住宅ローンの新規借り入れの5割を占める変動型の金利は、どうなるのでしょうか。

 

三菱UFJ銀行やみずほ銀行は、1月に変動型金利を2年5か月ぶりに0.625%としたばかりです。

 

変動型の金利変更は、既存のローン契約者にも反映されるため銀行にとって影響が大きく、更なる引き下げには慎重のようです。

 

住宅ローン金利と預金金利の引き下げは、家計にとって差し引き2000億円のプラスになるとの試算もあります。

 

マイナス金利の恩恵が、いよいよ家計に広がってきました。