国立がん研究センターは、
がん患者の10年生存率を初めて公表しました。
甲状腺がんや乳がんは80%を超えますが、
すい臓がんは5%を切り、
がんの発生部位によって大きな差があることがわかりました。
がん全体では、約58%でした。
発生部位別の10年生存率は、
甲状腺がんが90.9%と最も高く、
前立腺がん・乳がんが80%以上、
子宮体がん・子宮頸がんが70%以上でした。
一方、
食道がん・胆のう・胆道がん・肝臓がんの
10年生存率は、30%以下でした。
特に、すい臓がんは4.9%と低い数値となっています。
胃がんや大腸がんは、
最初の5年間は生存率が下がりますが、
その後はほぼ横ばいとなり、
5年目以降はほとんど再発しないとみられています。
しかしながら、肝臓がんや乳がんは
5年を過ぎても下がり続け、
再発リスクが高いことがわかりました。
今回調査した人が治療を受けたのは
約15年前で、がんセンターは「がん治療は進歩しており
今、治療を受けている人の10年生存率はさらに高まる」
と話しています。
がん患者の10年生存率データで、
やはり・・・と私が思うのは女性の疾病、
乳がんについてです。
乳がんは治療が長引くといわれていますが、
5年経過後も、再発のリスクが高い・・・・
私のクライアントさんでも何人か
この乳がんと戦っておられますが、
長期に渡る治療・通院を強いられています。
特に30歳~40歳の女性は、
同じ年齢の男性よりもがんになる確率は高くなります。
この世代の女性は子育てと家事、仕事に追われ
ご自分の健康管理を後回しにしてがんばってしまう世代です。
乳がんは、12人に1人がかかるとされ、
日本人女性にもっともかかりやすいがん
一方で死亡数はがんとしては第5位で、
比較的、寛解(完治ではありません)しやすい、
つまり死に至る可能性はがんのなかでは低いけれど、
治療や経過観察など長期にわたる病気
正直、命は助かるけれど、お金がかかるのです。
早期発見、早期治療・・・
そして、経済的ダメージをカバーするには
がん保険もお守りがわりに用意したほうがいいと
思いますよ。(お金がしっかりあればいいのですが)
※ テレビでもよくお見かけする
南雲先生は乳がんの専門医です。
(乳がんについて治療や今後の向きあい方など学術的な用語もありますが、詳しくかいておられます。ご時間のある時にご参考ください)
http://www.saiken.info/index8.html