先日、新聞の記事で、
企業型確定拠出年金・401Kを導入した会社員について、アンケート調査したところ、
三分の一が「理解せず」ということでした。
401K?なにそれ?という方のために、簡単に説明しますと、
昔、大手の企業、そうですね、関西のドン・松下電器では、
企業年金として、終身で退職した人に、年金を支払っていました。
松下電器は国内最大規模の企業年金であり、運用資産は
今現在、1兆円を超える・・・・(すごいですね。)
会社の責任において運用した、決まった年金を退職者に支払ったていたため、
(しかも終身!)
基金の運用成績が悪くなると、確定した年金を終身でしはらうことが難しくなり、
(松下電器では、利率を下げて支払うことにしましたが、退職者から裁判で訴えられました。
年金の運用結果次第では、会社の経営を圧迫する可能性がでたきたため、企業年金のあり方を見直し、退職金前払制度や、一部、企業確定拠出年金で運用できるよう経営改革をおこないました。
企業型確定拠出年金(401K)とは、会社がお金をだすから、
自分で好きなタイプの運用商品を選んで、
その結果がよくても、わるくても責任もたないよ~。という形で
お金は出すが、結果は個人の腕しだいということで、
ひとりひとりの運用次第で結果が異なります。
確定=もらえる年金が確定したいるのでなく、拠出する掛け金が確定している年金
というわけで、誤解をまねきやすい表現ですよね。
401K=米国の内国歳入法「401条K項」において、税制上の優遇措置が定められた
「確定拠出型年金」という由来から、日本でも401Kといわれている。
この企業型確定拠出年金(401K)はだいたいの、大手の企業では導入済みでしょうが、
流れとして、
パンフレットを配られ、説明会をひらき、(またはみておいてね。というかんじてDVDをくばられ、)
パンフレットに記載されてある運用商品のなかから、
どれにするのかいついつまでに〇をつけて提出してください。とのこと。
当然、運用になじみのない方もいますので、まごまごしていて〇をつけかねていますと、
提出期限が遅れ、その人たちは、全員、リスクのない定期預金になります。
資産運用は長期にわたれば、みなさんの怖い「リスク」は軽減されるのですが・・・
401Kは税制面で優遇があるため、本当に、もったいないお話です。
5%で毎月3万、30年運用したら、2500万
1%で毎月3万、30年運用したら、1250万
その差は1250万、この結果を考えると、運用しないと損ですよね。
401Kで、どうしたらいいかわからない方、また企業さんで、社員研修を実施されたい方、
お気軽に、お問い合わせください。