10年固定金利が脚光を浴びているのですが、
本当に金利の低さだけで飛びついていいの?
ということで、長期固定金利と10年固定金利で比較してみました。
3500万円35年
長期固定金利1.25%
10年固定金利0.59%
ぱっとみて0.59%で10年間固定金利だと
お得かな?と思います。
10年間固定金利0.59%は店頭金利2.29%マイナス1.7%=0.59%
ここからがワナで、11年目の金利が今と同じ水準としても
店頭金利2.29%マイナス0.7%=1.59%になります。
最初に大きく優遇1.7%を店頭金利から引きますが、
固定期間終了後(この場合10年)は小さく優遇で
0.7%を店頭金利からひくということ。
つまり11年目も今と金利水準が変わらなくても
金利は0.59%から1.59%になる!
11年目も今同じ金利水準(マイナス金利)だと
考えにくいですよね?
では、
11年目にもしも1%でも金利が上昇したら、
35年の1.25%を選んでいた方がお得になります。
10年固定金利の場合では、11年目の毎月の返済金額は1.3万円高くなるし、
返済総額は、全期間固定金利よりも、280万多くなります。
1%の金利上昇なんて、想定内です。
今から10年前の長期固定金利は
3%でしたから・・・。
注目すべきは35年長期固定が
過去最低金利をたたき出しているということ。
1.25・・・これがいかに低金利がご理解いただけたら、
10年固定金利に「飛びつく」こともないかと思います。
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