2~3カ月に1回ですが、日本FP協会 FP今どきウオッチング コラム担当しています。

日本FP協会のメンバー(AFP/CFP)の方のみご覧いただけるページですが、

今回は、介護保険について書きました。

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公的介護保険をカバーするものとして、民間の介護保険が存在します。
介護保障について、どれぐらいの方が準備しているかというと


●介護保障に対する私的準備状況
 準備していない・・・・55.3%
 準備している・・・・・41%
 わからない・・・・・・3.6% (生命保険文化センターの調査より)

 介護保障について半数の人が、私的準備をしていない状況です。



またこの時期、年末調整のための、控除証明書を会社に提出している方も
いらっしゃるかと思いますが、
来年の1月1日からの契約により介護保険控除が新設されます。

いままでの生命保険控除、個人年金控除にもう一つ介護保険控除が加わります。

簡単にいいますと、

今までは、
生命保険控除 所得税5万円 住民税3.5万円
個人年金控除 所得税5万円 住民税3.5万円

今回からは、

生命保険控除 所得税4万円 住民税2.8万円
個人年金控除 所得税4万円 住民税2.8万円
介護保険控除 所得税4万円 住民税2.8万円

となり、所得税が3つの控除をあわせ12万円 住民税が7万円になります。
なお、新しい制度は、平成24年1月1日~契約から適用され、
従前の契約は改定前の金額で計算されます。


国の財政も逼迫し、超高齢化社会に突入します。
ますます、公的健康保険や公的介護保険の負担率もアップすることでしょう。

介護の私的準備状況がすすまないため
介護保険控除が新設し、みなが、介護保障にも
目を向けるように新しく介護保険控除が新設された模様です。