小学校での英語強化 文部科学省は、
学習指導要領改訂に向けた具体的な方向性を示しました。
小学校の英語授業を増やす案や高校の科目として
「歴史総合」「公共」「理数探究」などを新設する案が盛り込まれました。
小学校では、中学年(3・4年生)で
英語に慣れ親しみ「聞く」・「話す」を中心とした能力を養い、
高学年(5・6年生)はそれらに加え
「読む」・「書く」の育成も含めたコミュニケーション能力の基礎を養います。
授業時間については、
中学年で年間35時間、
高学年で現状の2倍の年間70時間に増やします。
高校については、特に国語・地理歴史・公民・外国語・情報の必修科目のあり方について検討されています。
高校の地理歴史は、
現在世界史のみが必修となっていますが、グローバル化や18歳選挙権を踏まえ、
改訂後は日本や世界の近現代史を学ぶ「歴史総合」、国際理解を進める「地理総合」、
社会参画への意識を高める「公共」を新たに必修科目とします。
数学や理科の考え方を活用して課題に取り組み、
挑戦心を養う「理数探究」も新設します。
また、小中高の全教科にアクティブ・ラーニング(能動的学習)を
導入するなど、時代の変化に応じた新しい学びの姿を打ち出しています。
小学校は2020年度、中学校は21年度、高校は22年度の新入生から
順次実施される予定です。