今回の熊本地震は南海トラフの地震の前兆
今一度、火災保険・地震保険の点検を!
この度の熊本県における地震により被害を受けられた皆様に、
謹んでお見舞い申し上げます。
まだまだ余震も続いております。
どうか早くこの地震がおさまりますよう
心よりお祈りしています。
今回の九州地方を襲ったマグニチュード6.5の平成熊本地震、
被災された状況を目の当たりにし、私たちが日常で備えておくべき
火災保険・地震保険について改めて、確認していただきたいと思います。
まず、地震、台風などの自然災害が発生した直後、
火災保険、地震保険等に、加入しようとしても
落ち着くまで、加入できません。
たとえば、阪神大震災のとき、私は地震保険に加入しておりませんでした。
あわてて、加入しようと保険会社に連絡しましたが、
販売停止となっているということで、
無事、加入できるまで、1年かかったと思います。
ですので、いざ、大変になったというのでは、遅いということです。
では、地震保険の加入率はどうでしょうか?
損害保険料率算出機構 2014年 調査結果
まだまだ、低いのではないでしょうか?
よくクライアント様からは、地震保険の付帯をすすめますと、
「地震保険は高いから・・・」と躊躇され、付帯をあきらめるかたが
いらっしゃいます。
私も、無理強いはできませんが、まだまだ地震のリスクについて
ご案内がたらなかったのではと、反省することしかり。
まず、地震に被災するということは、
「金銭的に、莫大な損害がでるということ」
その支出は、地震保険に加入していないと、
「自腹」になるわけです。
その金額は、働いた中から、
35年もの住宅ローンを組んで
く返済し終わるとというものです。
その、担保であるマイホームが、一瞬で崩壊してしまいますと
おおきく、人生設計が変わってしまいます。
阪神大震災を経験、家が崩壊し、再建した方のお話では、
「老後の生活は計算が狂った、卵の安売りとなれば、並びにいきます。
家計は、家のローンがまだあるので、苦しい・・・。」と。
阪神大震災の経験がある方は、
もう、大きな地震はないだろうと
何の根拠もない「確信」をお持ちですが、
地震保険の加入率が兵庫県では24.5%
4世帯に1世帯では、心配です。
今回の熊本地震は南海トラフの地震の前兆
高橋学(立命館大学 歴史都市防災研究所 環太平洋文明研究センター教授)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48455 (現代ビジネス)賢者の知恵より
<今回の熊本の地震は、ステージ3の南海トラフ地震の「前奏曲的」な意味合いが強いと考えられる。筆者は2020年東京オリンピックまでに、南海トラフ地震の発生が懸念される状況にあると考えている。筆者の推計では南海トラフ地震の津波被害者は、47~50万人である。熊本地震を単体のものとしてとらえず、日本全体の「危機の前兆」と認識し、対策を講ずる必要があるのだ>引用ここまで
とあり、熊本地震は、けして他人事ではありません。
といっても、天災に対して、人間は無力ではありますが、
まさかの備えだけは、万全にしておきましょう。