中国の貿易総額が6年ぶりに前年割れ

 

中国税関総署が発表した2015年の貿易統計によりますと、輸出と輸入を合わせた貿易総額は3兆9586億ドル(約470兆円)と、前年比8.0%減少しました。

 

減少は、リーマン・ショックの影響を受けた2009年以来6年ぶりとなります。

 

外需の不振や人件費の上昇に伴う競争力の低下で輸出が2.8%減ったのに加え、中国景気の減速や原油価格の下落などで輸入が14.1%落ち込みました。

 

中国政府は、目標を「6%前後増加」としていましたが、実績は大きく下回りました。

 

輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、5945億ドルの黒字となり、過去最高を記録しました。

 

主要国の貿易総額は、日本向けが10.8%減、EU向けが8.2%減、米国向けが0.6%増となっております。