テレビ生出演!FP山下幸子が解説!住宅ローン金利上昇への備えや「106万円の壁」撤廃、在職老齢年金の改正ポイントを分かりやすくまとめました。変動金利の「125%ルール」に潜む罠とは?「働き損」を防ぎ、家計を守るための具体的な対策を伝授します。

ABCテレビ「news おかえり」テレビ 生出演しました!

先日は、テレビの生放送に出演させていただき、多くの反響をありがとうございました。 限られた放送時間の中ではお伝えしきれなかった、住宅ローンや社会保険、年金制度の「本当の対策」について、改めて詳しくまとめました。

日銀の利上げや制度改正など、私たちの家計に直結する大きな変化が続いています。「知っているか、知らないか」で将来の資産に大きな差が出る時代です。ぜひ最後までチェックしてくださいね。

1. 住宅ローン金利上昇:フラット35が2%超え。変動金利の「ダム」に注意!

番組内でもお話ししましたが、住宅ローン市場が転換期を迎えています。「フラット35」の金利は30年ぶりの高水準となる2.08%に達し、ついに2%の大台に乗りました。これに続くように、各銀行の変動金利にも上昇の兆しが見えています。

「5年・125%ルール」という名のダム

変動金利には「返済額が急に上がらない」ための5年ルールがありますが、私はこれを「ダム」に例えて解説しました。

●5年ルールは「返済」を先送りにするだけ: ダムが水位を抑えてくれている間に、実は後ろで利息(水)が溜まり続けているかもしれません。急激な金利上昇に注意しましょう。

●未払利息の恐怖: 水位が溢れれば、将来の返済額が跳ね上がるリスクがあります。

山下幸子のアドバイス: 「まだ大丈夫」と楽観視せず、まずは現在の銀行で「今の金利で完済までいくら増えるのか」のシミュレーションを依頼してください。これが家計を守る第一歩です。

2. 「年収の壁」激変!2026年10月の「106万円の壁」撤廃に備える

次に注目すべきは、働き方に直結する「年収の壁」です。

●103万円の壁(所得税): 178万円への引き上げで手取り増が期待されますが、一方で注意が必要なのが社会保険です。

●106万円の壁(社会保険): 2026年10月には、いよいよ社会保険加入の条件が撤廃される見込みです。

週20時間以上働く方の多くが対象となり、106万円稼いでも手取りが約91万円まで減ってしまう「手取り逆転現象」が起こります。以前の水準を維持するには「年収150万円」を目指すなど、戦略的な働き方が求められます。

3. 在職老齢年金の緩和:シニアが「働き損」をしない、ポジティブな時代へ

こちらは嬉しいニュースです。65歳以上で働く方の年金がカットされる基準が、2025年4月から「月収51万円→62万円」へと引き上げられました。

「働くと年金が減るから損」という時代は終わりつつあります。しっかり稼いで、しっかり年金も受け取る。この「ダブル収入」が、家計を支えるだけでなく、本人の健康維持や家族の介護リスク低減にもつながるという「好循環」を目指しましょう。

最後に:山下幸子からのメッセージ

生放送中、横山キャスターの方からも「今すぐ何を確認すべきか」と質問をいただきました。私の答えは一貫しています。

「今の貯水量(リスク)を確認し、手遅れになる前にダムの放流計画を立てること」です。

時代は変わりますが、正しく備えれば怖くありません。元気なうちはしっかり働き、家族全員で家計を支えていく。そんな前向きな姿勢を、これからも全力で応援していきます!

【監修・執筆】ファイナンシャルプランナー 山下 幸子 複雑な経済・金融の仕組みを、視聴者や読者の目線に立って「日常の言葉」で分かりやすく伝えるエキスパート。テレビ生出演での明快な解説が好評。住宅ローン相談からライフプラン策定、NISA、DC、DC,iDeCoなどの積立投資、賢い保険の見直し方、介護・認知症・相続対策、終活など、「ゆりかごから墓場」まで、お金のテーマをオールマイティにアドバイス。幅広い層から支持を得ている。 【メディア関係者の皆様へ】 住宅ローン金利問題、年収の壁、年金改正など、家計に関するトピックを「図解なしでも伝わる比喩」を用いて分かりやすく解説いたします。生放送でのコメント対応、特集企画の監修など、お気軽にお問い合わせください。